躰道(たいどう)は一般に「体軸の変化を用いて攻防を展開する武道」と言われます。
わかりやすく説明すれば、相手の攻撃を避けつつ相手に攻撃を加える、攻防一体の動きを重要視した武道です。
動きの中には側転やバク転、攻撃をかわす際の体を倒す動き、飛び跳ねる動きなど、とてもアクロバティックな動きを行います。かわす動作の後にすかさず突きや蹴りを行う、先にも述べた攻防一体の動きは見ていて迫力があり目を離せません。
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躰道は運足八法、運身、五つ(旋、運、変、捻、転)に区分される操体を駆使して攻防を繰り広げます。
躰道における基本の足運び。八法の名のとおり、送足、引足、加足、減足、点足、交足、追足、退足の八つの足運びがあります。
前後左右、前後斜左右へ前転、後転、側転などのいわゆる体操の動きを用いて移動する方法。
操体とは、急所が一番集まっていると言われる正中線を脊柱を中心とする体の軸(体軸)を変化させる事により、回避、防御するための動作です。
躰道の攻撃は必ずこの操体を使った状態から繰り出されます。この躰道において重要な操体は上記してあるように五つあります。
旋技は体軸を垂直に保ったまま独楽のように旋回しながら、前進または後退し、かつ体全体は降下する動作です。
通常の攻撃よりも回転力が加わるため威力が増します。
『旋体風林』 旋体の動作は、林の中を吹き抜けていく風を表すように行えと言われています。
運技は体軸を垂直に保ったまま、前進後退し、かつ常に一定の高さに留まる事無く上下に昇降する動作です。
通常の攻撃よりも上下動により体重が乗るため、威力が増します。
『運体激浪』 運体の動作は、激しい波を表すように行えと言われています。
変技は体軸を前後左右に倒す動作です。どの方向からの攻撃に対しても防御、攻撃ができ、躰道の「攻防一体」がよくあわられています。通常の技よりも上体の勢いが乗るため、威力が増します。
『変体雲風』 変体の動作は、雲が風により変化するさまを表すように行えと言われています。
捻技は体軸が水平に近い傾斜軸で、空中や着地状態で旋回する動作です。変技のように体軸を倒すことで、あるいは運技のように飛び上がることで相手の攻撃を躱すことが可能になります。
『捻体渦生』 捻体の動作は、渦がモノを巻き込みながら変化を生ずるさまを表すように行えと言われています。
転技
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